景色を招き、ひとが巡る家


設計趣旨
「その土地を読み、暮らしをつくる」設計士の視点
クライアントはご夫婦+お子様2人の4人家族。
ご家族が希望されていたテーマは「人を呼びたくなる家」「自然を感じられる暮らし」。
その中に、ご主人が切望されていた「離れ」を盛り込む計画となりました。
今回の敷地は住宅地内の高台にあり、遠くに丘陵地を眺められる見晴らしの良い場所です。ただ、平坦な場所は約45坪ほどで、駐車スペースを除くと面積的にはあまりゆとりはありませんでした。
【設計のポイント】
検討していく中で、まず最初に決めたのは「2階リビング」でした。この敷地のチャームポイントである眺望を最大限に活かすための選択です。
そこから見える景色をより深く分析して、風景の切り取り方(建築の向き、間取り、窓)に細心の注意を払いながらプランニングを進めました。
また、限られた敷地の中で実現が難しいと思われていた「離れ」やプレイスペースとしてのお庭、玄関までのアプローチなど、様々な課題を解決するアイデアとして「ピロティ」を設けることにしました。
この発見をきっかけに、2階にリビングから出入りできる屋根付きのウッドバルコニーが計画され、そことお庭とが外階段で繋がることで、建築の内外をぐるぐると動き回れる人の流れが生まれました。
玄関へと導くアプローチ、庭へと開く外階段、2階リビングから続くウッドバルコニー。
それぞれが異なる居場所へとつながり、人の動きが自然に交差します。
ピロティが生んだ余白は、ご主人が望んだ「離れ」となり、子どもたちの遊び場となり、人を迎え入れる懐となりました。
家は、閉じるものではなく、巡るもの。
この住まいは、そう語りかけてきます。











































