ストレートにのびる片流れ屋根に、流線形を描く外構。直線と曲線の対峙するラインをバランス良く融合させた平屋建てです。円熟期を迎えたご夫婦の「終の棲家」とし、1LDKをコンパクトな動線でまとめて中央には8角形のデッキを配置。家のどこにいてもデッキへと視界が抜け、光と風を呼び込む開放感を引き出しています。仕上げ材には珪藻土や無垢材を多用。深呼吸したくなるのびやかな空間が広がります。

工法 木造軸組工法 延床面積 99.78m2
竣工年 2009年4月 設計 龕建築デザイン

撮影:遠藤 純