山小屋のようなナチュラルな空間をプランニング。
吹き抜けのリビングは陸奥本桜をヘリンボーンで施した床と、地元・西川産の杉の格子が、森の中に居るような安らぎをもたらします。上下階をつなぐ吹き抜けは、「家族の気配を感じる家にしたい」というお施主様の希望をかなえたものです。

杉板張りの勾配天井は垂木を見せて造形的なシルエットを演出。2階ホールに設けられたカウンターデスクからは格子を通して階下の様子がうかがえ、親子の絆を育む設計となっています。

リビングに設けられたストリップ階段は足触りのいい無垢板の踏み板や手すりは大工の造作。キッチンの収納扉は金物のつまみではなく、J型の溝を掘って取っ手としました。

また、立地を考慮して森が望める位置に窓を配置し、外部の視線を遮りながら光と風を取り入れる工夫を施しています。

工法 木造軸組工法 延床面積 127.52m2
竣工年 2016年3月